i-Prep <新製品>

バイアルサンプル前処理装置アイプレップ
i-Prep

バイアルサンプル前処理装置 i-Prep(アイプレップ)

iChem Auto Prep Sampler
-Stirring&HeatingSystem-

製品デモも承ります。お気軽にお問合せください。
3分でわかる!サンプルバイアル前処理装置i-Prep(アイプレップ)動画
i-Prep バイアルで検索!!

i-Prep紹介

製薬、食品、化学工業などで活躍します

最大24検体の試料を加熱撹拌しながら、段階的に反応させ、測り取り、HPLCなどで一斉に分析可能。

バイアル内の溶液を撹拌加熱し、設定時間ごとにサンプリングする
特長
  • バイアル内溶液を撹拌しながら加熱し、設定時間でサンプリング
  • 室温から100℃までの加熱、~1,000rpmの撹拌スピード
  • リニア昇温、ステップ昇温など、加熱方法は自由自在
  • 24個のバイアルサンプルをセット可能
  • 設定温度時間ごとに空のバイアルへ溶液を移送
  • アジレント、ウォーターズ製のプレートと同一サイズ
  • 合成スクリーニング、反応度リサーチ、製薬各種(安定性)試験
応用例
  • 反応追跡/合成スクリーニング
  • 安定性試験/溶解性試験
  • 分解・副生成物検出/試薬調製等

その他、各種素材評価・分析、成分分析、劣化試験などさまざまな試験に適用
HPLC・NMR・ICP・SEM・SATIC法・・・

例)4つの試料を室温から40℃→60℃→80℃で調製
4つの試料を室温から40℃→60℃→80℃で調製
最大24検体の試料を設定温度ごと反応させ測り取ることが可能
加熱撹拌プレートとトランスファープレート

奥は加熱撹拌プレート、手前はトランスファープレート。
反応後の試料を手前のバイアルにニードルで精密移送。
常時ニードル洗浄*を繰り返すので、試料のキャリーオーバーを防止。
*ニードル洗浄回数は任意設定可能

i-Prepはマグネチックホットスターラー付オートサンプラーです。スタンドアロンで使用可能です。
マイクロスターラーバーを入れたバイアルを加熱撹拌しながらサンプリングできます。

信頼・拡張性の高いソフトウェア

オペレーションソフトウェアはiChemExplorerで定評のあるReactionAnalytics社製ソフトウェアを採用。

アイプレップ
4つのサンプリング方法を選べます

オペレーションソフトウェアは、グラクソ・スミスクライン(GSK)(英: GlaxoSmithKline plc)の元研究員が開発。製剤分析を知り尽くした研究員が、バッチ式よりはるかに時間短縮する効率的な方法を発明しました。
多くのラボで実証されたiChemExplorerの技術を集結したソフトウェア。
クリック操作とわずかな入力だけで簡単に試料調製温度と時間を選択可能。
HPLCでデータ取得後のクロマト解析もオプション*でご用意。
*iChemExplorer Reporter(別売)

サンプリング方法 マニュアル設定用 反応追跡用 溶解性試験用 安定性試験用
温度勾配、サンプルタイミングなどを入力設定 一定温度で経時変化をサーチする試料調製用 希望温度を入力することでステップ昇温が簡単 スタートと最終の温度を入力しリニア昇温する
マニュアル設定用 キネティクスサンプル ソルビリティサンプル スタビリティサンプル
設定画面 テイクサンプル設定画面 キネティクスサンプル設定画面 ソルビリティサンプル設定画面 スタビリティサンプル設定画面
サンプリングプロファイル テイクサンプル キネティクスサンプル ソルビリティサンプル スタビリティサンプル
シーケンステーブルが簡単に作成されます。
シーケンステーブル
場所をとらないスマートマシーン
ラボ設置例
ラボ設置例

大型オーブンや複数のフラスコを必要とせず、溶媒も最小量で済むため環境に優しく、研究員の労働環境をもフォローします。
i-Prep本体は、20インチディスプレイより幅が狭いので、設置場所を選びません。ドラフト内設置も可能。
調整後の試料はプレートごとアジレント・テクノロジー社、またはウォーターズ社のHPLCオートサンプラーにそのまま導入、分析できます。

i-Prepからトレーを取り出しHPLCで分析
<画像>i-Prepから取り出したトレーをアジレント・テクノロジー社製HPLCへ
トランスファープレート

i-Prepに標準付属する48穴プレート以外に、54穴プレート、96ウェルプレートも使用できます。(同サイズ)
アジレント・テクノロジー社製、ウォーターズ社製のオリジナルプレート、ホルダーが使用可能!
調整後の試料はプレートごとそのまま、いつもお使いのHPLCへ。

アジレント、ウォーターズ製プレートが使用可能
HPLC専用のホルダー、ウェルプレートが使える
(アジレント・テクノロジー社製、ウォーターズ社製)

フィルターインサート、フィルター付バイアル、スターラーバー

溶解性試験用のバイアルは、フィルター付バイアル、もしくはi-Prep用に独自開発されたフィルターインサートをご使用ください。
バイアル下部にマイクロスターラーバーを入れることができるため、固形物の多い試料の溶解度測定などに最適です。

iChemフィルターインサート

普段お使いの汎用1.5mLバイアルにそのまま入れるだけで粉末サンプルがフィルトレーションできる、pore size 10umのPTFEフィルターが付いた、有りそうで無かったフィルターインサートです。
米国Reaction Analytics Inc.製

<iChemフィルターインサートイメージ>

フィルターインサート図面
iChemフィルターインサート図面
ETC

iChemフィルターインサートは米国のETC(Enabling Technologies Consortium)で採用決定!

ETCは、医薬品の効率的な開発と製造をサポートする科学的なツールと技術を特定、評価、開発、改善することを目的として、医薬品化学、製造、および管理に関連する問題に協力する製薬会社とバイオテクノロジー会社で構成されています。
米国の製薬会社13社<AbbVie(アッヴィ)、Amgen(アムジェン)、AstraZeneca(アストラゼネカ)、Biogen(バイオジェン)、Boehringer Ingelheim(ベーリンガーインゲルハイム)、Bristol-Myers Squibb(ブリストルマイヤーズスクイブ)、Eli Lilly(イーライリリー)、Genentech(ジェネンテック)、GlaxoSmithKline(GSK)(グラクソ・スミスクライン)、Merck(メルク)、Pfizer(ファイザー)、武田薬品工業>が構成メンバーです。
下図オレンジ色6社の溶解度ワーキンググループで、溶解性について研究を重ねており、その中でこのiChemフィルターインサートが採用されました。
(溶解性ワーキンググループは、実験プログラムを通じて高スループット溶解度ワークフローの現在の課題に対処し、現在の手動および高スループットプラットフォームの精度、再現性、および課題を評価し、実験データセットを使用して溶解度モデリング/予測プラットフォームを評価することを目的としている。)

↓ カタログダウンロード ↓

<フィルターインサートはお手持ちの1.5mLバイアルに入れるだけで使用可能。>

アイケムフィルターインサートカタログ
フィルターインサート
マイクロスターラーバー

iChemフィルターインサート、フィルター付バイアルに最適なマイクロスターラーバーもあります。

スターラーバー

Short Time 溶解度測定

粉末サンプルを 35℃/45℃/55℃/65℃/75℃で調製後、グラフ化します。

溶解度測定

バイアルサンプル前処理装置i-Prepを用い、解熱剤(アセトアミノフェン)の溶解度測定をおこないました。

まず、試料をエタノールに飽和状態まで溶解し、4点検量をおこない検量線を作成しました。i-Prepで容易に調製可能です。
次に、THOMSON社製フィルターバイアルに粉状サンプルと回転子、精製水を入れ、撹拌しながら5段階温度に加熱、各設定温度到達時より1時間経過後にi-Prepでサンプリングしました。サンプリング後、iChemExplorer Reporter(Reaction Analytics)をインストールしたHPLC(Agilent)でシーケンスを実行し、5点のクロマトグラムを得ました。予め取得した検量データとこれら5点のクロマトデータをソフトウェア内で照合(クリック作業)するだけで、y軸が溶解量、ならびにX軸は温度で構成される溶解度曲線(上図)を作成できました。
バイアルサンプル前処理装置i-Prepは、試料調製時間と溶媒の節約を可能とし、大型機器を用いないことにより安全性も確保できます。

サンプリング
検量データ
クエンチ

↓ テクニカルノートダウンロード ↓

溶解度測定
テクニカルノート
溶解度測定

i-Prep × New OffLine Lite

弊社アイディア製作所のオリジナル製品バイアルサンプル前処理装置「i-Prep」とクロムソードジャパン社の新製品クロマトシュミレーション用ソフトウェア「New OffLine Lite」を使用して、ShortTime溶解度測定が可能です。

iChemExplorer Reporteri-Prepオプション

HPLCでデータ取得後のクロマト解析もオプション*でご用意。*iChemExplorerReporter (別売)
オフラインでデータ解析可能です。

HPLCで取得したデータ(CSV、CDF)をグラフ化

iChemExplorerReporter

HPLCで得られた連続した複数のクロマトグラフを1クリックでまとめてグラフ化

4つのクロマトをまとめてグラフ化

<iChemExplorer Reporterで溶解度グラフを作成>

溶解度曲線
HPLCデータをグラフ化することで…
  • 合成/反応の迅速スクリーニング
  • 不純物検出、可視化
  • 実験レポートの作成が簡単に

キャリーオーバーについての検証

μLレベルの微少量を高精度にサンプリングするため、ニードル部のキャリーオーバーを極力抑えることが必須要件とされます。
そこで、高濃度のサンプル(無水カフェイン)を用い、ニードル洗浄の条件を変えることによるサンプル残渣分の測定をHPLCを使用し検証しました。
カフェインには強いUV吸収があり、キャリーオーバー検証に最適なサンプルです。

キャリーオーバー測定用サンプル:カフェイン(無水)関東化学製 鹿1級
・無水カフェインを1000mg/10mLの水溶液(10%)とし、1.5mLを秤量後バイアルに移しi-Prepにセット。

キャリーオーバー検出の実証方法:
・上記10%濃度カフェイン水溶液をニードルで10μL採取後、空のバイアルに吐出。
・その直後、①ニードル洗浄機能を使用しない、②1回使用、③2回使用、④3回使用後、それぞれ 精製水10μLを空のバイアルに採取。それらをHPLCに各1μLインジェクションし、クロマトグラムを得た。

結果:
ニードル洗浄を実行しない場合、高濃度サンプリング直後のキャリーオーバーは、約10%(ピーク面積比)でした。ニードル洗浄を1回実行すると2%へ減少、2回実施することにより、完全に検出されないレベルまでキャリーオーバーを低減させることが実証されました。ニードル洗浄機能を2回以上使用することでサンプルキャリーオーバーは大幅に低減されます。

各クロマトグラムの分析条件

  • Column : ODS-A (5μm,12nm)  100×4.6mm I.D.
  • Eluent   : methanol / water (40/60)
  • Flow rate : 0.7mL/min
  • Temperature : 40℃
  • Injection  : 1μL
  • Detection : UV at 270nm

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テクニカルノート
キャリーオーバーテスト
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製品デモの際、お客様に準備していただくものは下記です。
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デモ準備品
仕様
i-Prep仕様

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i-Prepカタログ
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(A3印刷用)

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