HPLCメソッド開発ソフトウェア
クロムソードジャパン社
HPLCメソッド開発のためのソフトウェア
- ChromSword® Auto5.0(クロムソード オート)
- ChromSword® OffLine(クロムソード オフライン)
- ChromSword® New OffLine Line(クロムソード ニューオフラインライト)<新製品>
- ChromSword® AutoRobust(クロムソード オートロバスト)
- ChromSword® ReportViewer5.0(クロムソード レポートビューワー)
製品デモも承ります。お気軽にお問合せください。
ChromSword® Auto5.0
(クロムソード オート)
誰でも簡単に短時間で、HPLCを用いた分析メソッドを開発・確立することができる自動分析メソッド開発ソフトウェアです。経験値や試行錯誤に頼らずに、より短い時間でメソッド開発をすることが可能となります。
ChromSwordAuto5は自動メソッド開発のトータルソリューションソフトウェアで、初心者でも簡単に、短時間でメソッド開発を行うことができます。独自の人工知能(AI)が分析メソッドを適切にシュミレーションし、最良で最適な条件を提示します。
サンプル分析・メソッドスカウティング・メソッド開発を自動で行い、メソッド開発時間を約50%削減、ほぼ一日で最適化を行うことができます。単独使用も組み合わせ使用も可能であり、AutoRobust、ReportViewerとの連携により多岐に渡るメソッド開発を可能にします。
特長
●HPLCのフルコントロールが可能!
ChromSwordAuto5があれば、HPLC制御ソフトの有無に関わらず、HPLCをダイレクトにフルコントロール(制御)することが可能です。
※対象となるHPLCメーカーに関しては、お問い合わせください。
●より多彩な自動メソッド開発手法と最適化を実現!
最大22のカラム、24種類の有機溶媒・バッファーを様々な温度、グラジエント、流速の下、効率よく自動メソッド開発することが可能です。
●最新Windows®OSに対応!
Windows8、Windows10に対応しています。
●AutoRobustとの高度連携!
Quality by Design(QbD)に基づく頑健性評価で、分析条件を調整、ファインチューニングが可能です。
ChromSwordAuto5対応ステージ
HPLCの分析メソッド開発の下記ステージに対応しています。
AI支援でHPLCメソッド開発を自動化し、より効率的に!
2D、3D画面表示や様々な波長でクロマトグラムを表示
測定中のクロマトグラムのスペクトルや2D、3Dデータを表示することができ、様々な波長でクロマトグラムを閲覧できます。また、測定中でも条件変更が可能です。
開発モード
- 逆相クロマトグラフィー
- 順相クロマトグラフィー
- イオンクロマトグラフィー
開発環境
各社HPLC機器
クロムソードオート(ChromSword Auto)各バージョン比較表
動作環境
- OS:Windows10 64bit Home
- CPU:Core i5以上、3GHz以上
- メモリ:16GB以上
- HDD:500GB(SSDでも可)
- その他インターフェイス:USB×4ポート以上、LANポート×1
- モニタ:23インチ以上のワイド、フルHD
ご留意事項
※本製品はCD-ROM(インストール用)とUSBドングルをセットにしてご提供致します。
※クロムソード・ソフトウェア製品ライセンスは、Windows®のPCで使用する場合、必ず1台のPCあたり1ライセンス(ライセンス認証用USBドングルx1個)が必要となります。同時使用の有無に関わらず、複数台のPCで使用いただく場合には、PC台数分のライセンスを購入いただけますようお願い致します。
ChromSword® OffLine
(クロムソード オフライン)
HPLC分析メソッドをシミュレーションで最適化
構造式や分析結果などをもとに、最適なクロマトグラムをシミュレーションできるソフトウェアです。ウェットでの実験回数を極力削減し、今までのメソッド開発にかかる時間、ランニングコストを大幅に短縮できます。
※スタンドアロン環境でのシミュレーションが可能ですので、HPLC装置がなくても単独でご使用いただけます。
最適化できる内容
- クロマトグラム
- 最適な移動相
- 最適なカラムと温度
- 最適なバッファーのpH
- 最速グラジエント条件
ユーザー様の声
■研究者A様
いままで経験によるメソッド作成を行ってきたが、多成分分析や分解物との分析が難しく、多くの時間がかかり大変だった。このソフトウェアを使うことで効率化が図れた。
■研究者B様
シミュレーションを行うことで結果を予測でき、ウェットな実験をすることなく、短時間の分析メソッドを作ることで、研究を加速させる事ができる。
分離モード/簡単データ入力
使用可能な分離モード
- 逆相分配クロマトグラフィー
- 順相分配クロマトグラフィー
- イオン交換クロマトグラフィー
- 超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)
データの入力方法
- 構造式入力、カラム選択
- すでに分析されたクロマトグラムからの保持時間、半値幅などの情報を入力
- 島津社製クロマトグラフで取ったデータはデータシステム“LabSolution”から専用ソフトウェアで簡単にエキスポート出来ます。クロマトグラム情報の入力は不要
- 他のデータシステムではAIAフォーマットで出力したデータをReportViewer経由で簡単にオフライン用データフォーマットに変換可能(Agilent社製、日立社製、Waters社製、サーフィッシャー社製の場合)
構造式から予測
構造式からカラムを選択、クロマトグラムを予測する
代謝物 HPLCクロマト予測例
予測代謝物の構造入力
予測クロマトの最適化を視覚的に再現
最適カラムと移動相の予測
予測クロマトの最適化
予測クロマトの最適化(グラジエント)
実測データから最適化
最低2回(pHは3回)の実測定データから、分析条件を最適化
実測のクロマトをオフラインでさらに最適化
バッファーpHの最適化
pHの最適化
- 生体内分子(核酸、ペプチド)などを扱う場合、分析溶媒のpHの最適化が容易に行うことができる。
- 低分子化合物を設計する際にもpKaを把握できる。
- pHの最適化は堅牢なメソッド作成のための指針となる。
3回の異なるpHで測定
溶媒のpH最適化
化合物のpKa
ご留意事項
※本製品はCD-ROM(インストール用)とUSBドングルをセットにしてご提供致します。
※クロムソード・ソフトウェア製品ライセンスは、Windows®のPCで使用する場合、必ず1台のPCあたり1ライセンス(ライセンス認証用USBドングルx1個)が必要となります。同時使用の有無に関わらず、複数台のPCで使用いただく場合には、PC台数分のライセンスを購入いただけますようお願い致します。
ChromSword® New OffLine Lite
(クロムソード ニューオフラインライト)
製品概要
ChromSword New OffLine Liteは、これまでのOffLine同様、ウェットでの実験を極力削減することが可能です。20年以上の時代を経てさらに精度が高くなったクロマトグラムのシミュレーションシステムを搭載し、ユーザー視点で構築された次世代GUIにより、誰でも簡単にクロマトグラムを最適化することができます。
主な特長
●あらゆるHPLCデータを用いたシミュレーションが可能
ChromSwordのファイルはもちろん、ChemStation、Chromaster、ChromAssist、EzChrom、OpenLab、LabSolutions、Chromeleon、Empowerなど(AIAやNetCDFフォーマットに対応)
※対象となるHPLCメーカーに関しましては、お問い合わせください。
●次世代GUIにより誰でも簡単な操作
データファイルインポートから自動でクロマト条件(流速、カラムゼロタイム、デュエルタイム、温度、カラムサイズなど)が取り込まれ反映されます。またウィザード形式による入力で、ワークフローが簡単になっており、画面上でのピークの確認、認識や、最適化対象となるピークの選択ができます。
●多彩なシミュレーションモード(1Dのみ)
アイソクラティックをはじめ、グラジエント、温度やpHも最適化シミュレーション可能です。
●アドバンスモードで詳細な条件設定
高分子モードが追加され、ペプチド、核酸、糖、タンパク質、抗体などの生体内高分子のシミュレーションができます。アドバンスモードでは、溶媒の範囲設定や、グラジエントの変化点の数、分析時間の詳細設定が可能で、ピークの重み付けによる目的のピークの分離を選択的にセッティングできます。
●ファイルの保存、結果の保存、書き出し可能
ファイルの保存はもちろん、シミュレーション結果を保存できます。またエクセルにも書き出し可能です。
※ChromSword OffLineと比べたNew OffLine Liteの特徴:
●構造式からの最適化や2Dパラメーターでの最適化の機能を省くことで、自分が分析した結果を、よりシンプルで簡単にシミュレーションすることが可能になりました。
●複数人でのご使用は、複数ライセンスを購入していただくことで、各個人のPCから好きな時間と好きな場所で自由にシミュレーションすることができます。
New OffLine Lite 製品紹介動画
※クロムソード社サイトへ
アプリケーション例
動作環境
- OS:Windows10
- CPU:Core i5以上
- メモリ:8GB以上
- HDD:500GB(SSDでも可)
※ChromSword Autoなどもご使用になる場合には、メモリは16GB程度必要です。
ご留意事項
※本ソフトウェアは、ご購入後インストールに必要なライセンス認証キーを発行させていただきます。
※本商品は、1ユーザあたり1ライセンスが必要となります。複数人でご使用いただく場合には、複数ライセンスをご購入いただきますようお願い致します。
ChromSword® AutoRobust
(クロムソード オートロバスト)
HPLCメソッド頑健性評価ソフトウェア「AutoRobust」
非常に簡単な設定でHPLC条件を自動的に変更しながらメソッド頑健性評価に必要な分析を行うことが可能になります。評価の結果は、マイクロソフト社のワード・エクセル形式に保存することができ、評価を用意にします。
QbDアプローチに基づくメソッド開発
特長
- 本ソフトウェアでは、QbDアプローチに基づく、デザインスペースの構築から、確立された分析メソッドの頑健性を評価することができます。
- ChromSwordAuto5.0とReportViewer5.0と連携することで、より簡単に作業工数を省力化することが可能となります。*
- 実験計画法(DOEセッテイング)の設定は数分足らずで行なうことができます。また、工夫されたインターフェースにより設定ミスなどのヒューマンエラーを防止できます。
- 設定後、AutoRobustが接続されたHPLCをダイレクトに制御し、メソッドを自動的に変更し、頑健性評価へと導くためのデータの収集を行います。頑健性評価に必要な様々なパラメーターを自動的に統計的処理を行ない、デザインスペースを構築することで、評価することが可能です。
- 評価の結果はマイクロソフト社のワード・エクセル形式に保存することができ、評価を容易にします。
*ChromSwordAutoRobustは、ChromSwordAutoの有無に関わらず単独でご使用いただけます。
HPLCをダイレクトに制御
実験計画法の設定(パラメーター)
メソッド分析性能に影響を与える、各パラメータを自動的に設定・変更しながら分析を繰り返し、頑健性を評価します。
頑健性評価
例)溶媒濃度、グラジエントポイントの評価
クロムソードの自動メソッド開発+自動頑健性評価ソリューション
ChromSword® ReportViewer5.0
(クロムソード レポートビューワー)
HPLCデータブラウジングソフトウェア
多様なHPLCの膨大なデータを簡単かつ迅速に閲覧・解析できる次元を超えた全く新しいデータブラウジングソフトウェアです。
特長
- ChromSwordAutoのデータはもちろん、Chemistation、OpenLab、ChromelonやEmpower CDSのAutoRobustデータも閲覧可能です。
- 今までとは全く新しいユーザーインターフェースを開発、ワークスペースをユーザー自身でフレキシブルに変更できます。また、Windowsの基本機能であるカット、コピー、ペースト、アンドゥ等に完全対応しており、操作性も向上しています。
- 実験で得られたクロマトデータを再処理し、閲覧・解析することが可能です。
- クロマトデータにマウスカーソルをあてることで、データの詳細表示することができます。
- 別ウィンドウで波長スペクトルだけでなく、それぞれのデータポイントでのMSスペクトルの表示が可能です。
- 1D、2Dだけでなく3D表示と様々な角度からデータを閲覧・解析することができます。
- 近年、分析メソッド開発に欠かせないQuality by Design (QbD)をサポートしています。
実際のReportViewer5.0から取得したサンプル画面
データ取り込み
- ReportViewer 5.0 のデータだけでなく、Agilent社のChemStationなどのchromatography data system(CDS)フォルダーから、シームレスに自動取込みができます。
- 下図にある左のレポートブラウザーをクリックし、簡単に測定データの閲覧・解析が可能です。
クロマトウィンドウでのデータ表示
- クロマトウィンドウに様々なデータをより簡単に見やすく表示できます。
- カーソルをあわせることで、ViewTabウィンドウが表示、クロマトの詳細を見ることができると同時に、スペクトルウィンドウで、スペクトルの確認も可能です。
- ピークトップにスペクトルの波長λmaxを複数表示でき、より便利に使用できます。
純度と積分
- クロマトグラムの各ピークの下にピーク純度を視覚的に表示することが可能となり、より簡単に各ピークの状態を把握できます。
- 測定後のデータはマニュアル、もしくは自動で再積分・解析が容易に可能となります。
重ねあわせ表示
- クロマトグラムはデータウィンドウのチェックを入れることで、様々なクロマトグラムを異なる色で重ね合わせ表示可能となり容易に比較することができます。
- クロマトグラムのそれぞれのピークにおけるスペクトルも同様に、色違いで重ねあわせ表示することができ、よりわかり易く比較することが可能です。
2D、3D表示
- クロマトグラムは2D, 3D表示をすることが可能で、より視覚的にデータをブラウジングすることができます。
- 2D, 3Dともに、カーソルを合わせ、ダブルクリックすることで、それぞれにおけるスペクトル、クロマトグラムを異なった色で表示、より簡単にデータの比較・解析を行うことが可能です。
MSの表示
- シングルMSのクロマトグラム、スペクトラムの表示が可能です。
頑健性評価/デザインスペース
- 頑健性評価ソフトであるAutoRobustと高度連携が可能となり、今までエクセル等でデータを授受するといった手間が無くなります。
- データをReportViewer 5.0で直接シームレスで取り込みが可能で、より迅速かつ簡便に頑健性評価することができます。
- 新しくなったデザインスペースでは、各パラメータの変化に対するクロマトグラムの予測を、QbDの観点からより視覚的にメソッド開発に活用できます。