iChemExplorer
(アイケムエクスプローラー)
ONE AND ONLY
iChemExplorerは、Agilent社製HPLCオートサンプラ内のバイアルサンプルを撹拌しながら加熱ができ、オンラインで分析・解析ができる唯一のアイデアマシーン。
サンプルの100℃加熱を可能とし、反応追跡・溶解度測定・合成スクリーニングなどに最適です。
プレバージョンのAgilent社製HPLCを高付加価値ロボットに変身させます。
Agilent社製HPLC 適合機種(オートサンプラ&ソフトウェア)
- オートサンプラ機種: G4226A / G1367E / G1329B / G1313A
(HPLC機種 1260/1290 Infinity LC または 1100/1200 LC ) - 必須ソフトウェア: Agilent OpenLab CDS ChemStation Edition と Microsoft Office Excel
↓ 設置例 ↓ 驚くほど簡単なセッティング! わずか10cmの伸長!
お持ちのHPLCが、シーケンサー、解析ロボットとして変身して生まれ変わります。
AgilentのベストセラーHPLC用
iChemExplorerは、世界中で多数販売され絶対の信頼性を誇る、Agilent の1100/1200HPLC、そしてAgilent 1260/1290Infinity LCを、サンプル前処理から解析までオールインワン・オンラインで実行するロボットに変身させます。
例えば、フラスコ内で撹拌加熱~2mLバイアルにサンプリング~HPLC分析をおこなっていたバッチ作業。
iChemExplorerは、これらの作業を自動化し飛躍的“時短”に導きます。
2mLバイアルにサンプルと溶媒、マイクロ撹拌子を入れ、HPLCオートサンプラにセットするだけで,サンプルセットは完了。
iChemExplorerの専用ソフトウェアは、貴重で微量なサンプルを指示どおりに忠実に処理し、分析結果のグラフ化までをも自動で実行します。
*Agilent社:アジレント・テクノロジー株式会社(Agilent Technologies Japan, Ltd.)
オートサンプラ内サンプルの加熱と撹拌
リニア昇温・ステップ昇温、そしてステップ昇温しながらクエンチング。
iChemExplorerは、使い方次第で無限の可能性を秘めています。
ソフトウェアは、シンプルな操作で、HPLCのシーケンス作成を手助けし、クロマト解析結果をもグラフ化することができます。
iChemExplorer Trays
iChemExplorer専用トレーは4種類。用途に合わせオートサンプラにセットします。
*冷却用撹拌トレーを使用時は、LAUDA社チラーを制御できます。
トレー使用例:
24 Position TrayとAgilentバイアルプレート(54穴×2mlバイアル用)を組み合わせた例。
様々なサンプリングを行えます。
また、プレートは各メーカー(Agilent社はもちろん、Waters社、島津社)のウェルプレート、96ウェルプレートを使用可能。
試薬調整や、試料の前処理装置としても活用できます。
iChemExplorerの加熱撹拌トレー/クエンチプレート/冷却用撹拌トレー
目的に合わせてご選定ください。ご相談ください。
iChemExplorer Software
iChemExplorerのソフトウェアは、製薬会社の研究員が考案した、ケミストのさまざまな要求に応えるケミストのための最良ソフトウェアです。
HPLCのシーケンス作成からクロマトデータ解析、レポート用グラフのExcelへのエクスポートまでをクリック操作で可能とします。
新機能ソフトウェア! iChemExplorer Control Software
より簡単にシーケンスプログラムを作成できるようになりました!!
新機能ソフトウェアは、上記スタンダードなソフトウェアの、HPLCをオンラインで制御するControl機能とクロマトグラフを解析するReporter機能と分けてあります。
わかりやすいインターフェースで、クリック操作だけでシーケンスプログラムを作成可能。
プロファイル表示により「失敗しないサンプリング」を実現。
温度設定もマウスドラッグで簡単におこなえます。
iChemExplorerでできること
HPLCのオートサンプラー内で、マイクロスターラーバーを入れたバイアルを加熱撹拌しながらサンプリングが可能です。チラー接続により冷却も可能です。
オートサンプラーの下に本体を設置し、トレイを通常のオートサンプラートレイと同様にセットするだけです。
- ライブラリー合成
- 溶解度スクリーニング
- 反応追跡
- 分解・不純物モニタリング
- 含有定量
- 実験計画法作成
- 試料前処理
- プロセス開発
iChemExplorerソフトウェアでできること
分析用シーケンスファイルの作成および試験結果を自動的にグラフ作成する、 Microsoft社 Excelに試験結果をデータ変換します。
自動でサンプリングからデータの収集、ピークプロファイルによるデータ作成、レポート作成が飛躍的に簡易化。
→自動化により労力削減と人為的なミスをなくします。
撹拌時間や加熱温度により変化するバイアル内容物の組成比を自動でグラフ化します。
これにより既存のHPLCがパワフルな前処理機能を有した解析ロボットに生まれ変わります。
解析ロボットに変身
解析: 画面を見ながら目的バイアル位置のアイコンをクリックするだけでピークプロファイル(ピーク面積の変化プロット)を確認可能。
結果:Excelへのデータ出力もクリック一つ。複数のクロマトデータを1クリックでレポート化。データのまとめも簡単。
ソフトウエア上で見られるクロマトグラムやピークプロファイルを含むデータは画像コピーで他の文書アプリケーションに貼り付けることが可能 。
反応・ 合成の測定ツールとして
加熱状態下でのバイアル内容物の組成、 濃度変化を各バイアルごとに時間変化を追いながら測定。
実験計画ソフトウェアと併用することで自動的に反応スクリーニング、 解析が可能。
例)合成プロセスを開発するうえで触媒リガンドが異なることによる反応速度の違いや、 不純物の生成割合を視覚的に判断。
サンプリングから測定まで Agilent社製のHPLCが行うため、自動的に正確な時間帯での変化プロットを得ることが可能。
反応が早いサンプルの場合
→クエンチツールトレーを使用。
反応を仕掛けたバイアルから短時間で多数のサンプリングをMicrotiter plate(48,54,96および384ポジションから選択)にクエンチを実行し、それらを自動で一斉分析することで反応速度や反応効率を測定することも可能。
溶解性の測定ツールとして
温度を段階的に変化させることである温度条件下におけるバイアル内容物の存在比を測定。
温度平衡化ソフトウエアツールを使用して任意の温度を多段(4ステップ)に設定可能。
フィルターバイアルを使用
→未溶解物のカラムへの混入を防ぐ。
検出感度領域の広いHDRと組み合わせ
→水層 /油層の混和した条件下における分配係数を自動的に計算。
HDR-DAD:
Agilent 1290 Infinity II ハイダイナミックレンジ ダイオードアレイ検出器
安定性の測定ツールとして
温度勾配をかけ、その温度条件下におけるバイアル内部の組成比を測定。 特定物質の劣化の速度を速め、安定性を測定。
温度変化による物質含有量(ピーク面積)の減少度合いから、ある温度領域における安定性の数式モデルを自動的に換算。
多検体一度に測定できることから溶解条件(溶媒、pH)の異なる試験結果を得ることが可能。
検出器にMSを使用することで、分解生成物中の遺伝毒性物質も高感度でモニタリングすることが可能。
オプション(アイケムフィルターインサート)
アイケムフィルターインサートは、サンプル加熱による析出・結晶化によるニードルの詰まりを予防します。
いつものガラスバイアルに使えます。
Sister Product(バイアルサンプル前処理装置 i-Prep)
バイアルサンプル前処理装置 i-Prep
iChemExplorerのコンセプトを引き継いだオフラインのサンプル前処理装置。
クエンチングにより、さまざまなサンプリングを可能とし、処理後のサンプルはHPLC以外の分析にも応用可能となります。
帰宅時に仕掛けたサンプルを黙々とサンプリングし、翌朝には“分析を待つ状態”に仕上げてしまいます。
HPLCを占有しない前処理専用マシーンとしていろんなシチュエーションで活躍します。
バイアルサンプル前処理装置 i-Prep 詳細はこちら
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