受託分析

分析のエス・ティー・エスラボ

法科学分析分野で、警察・消防機関などから数々の賞を受賞した株式会社エス・ティー・エス ラボをご紹介します。
環境測定から材料分析、天然物の分離分取等々、さまざまな分析をお受けします。

各種分析、分取、測定 <エス・ティー・エス ラボ社>

高分子・材料分析

  • 樹脂の組成分析
  • 高分子添加剤の分取
  • 分子量分布測定
  • 発生ガス分析
  • IR測定

天然物・食品分析

  • 有効成分の分取
  • 臭気分析
  • 残留農薬分析
  • 米の鮮度判別

電子・デバイス

  • 液晶の分離・分取

環境測定

  • 室内環境測定(シックハウス)
  • アスベスト分析
  • 外壁調査
  • 作業環境測定

法科学分析

  • 焼残物中の油性成分分析

総合分析

  • 製品開発・不良原因解明
  • その他分析全般

各種分取

分取は目的成分からの不純物の除去、異常成分の確認等研究開発には欠かせず、分取を行うには専用の装置、カラム、豊富な経験が必要です。
“天然物からポリマー、有機電材まで” 幅広い分野の高精度な分取が安価に可能です。
テストクロマトグラムの測定までは無料ですので、経費は一切必要といたしません。

分取の特長
  • 作業環境により、大量に使用しにくいクロロホルムやトルエンでの分離分取が可能です。
  • 二種類の検出器の使用で検出漏れがほとんどありません。
  • 特殊分取装置の使用で微小なショルダーピークでも分取可能です。
  • 必要に応じ1H-NMR、13C-NMR、FT-IR、GC/MS測定もお受けいたします。
  • 分取条件の検討までは無料で行いますので、コストパフォーマンスに優れています。
こんな時にはまずはご相談ください
  • 自社で使用しにくい溶媒を使用しての分取
  • 合成途中の不純物を取り除きたい
  • 目的成分中にある不純物を取り除きたい
  • 研究の次のステップのために、純度の高い目的成分が必要
  • 製品の異常やクレーム原因物質の究明
  • 分子量分布測定
  • 製品中の添加剤の確認
  • 原料の品質管理
  • 有効成分の抽出
  • 類似製品の組成確認

高分子・材料分析

高分子添加剤の分取

樹脂には多くの高分子添加剤が含まれています。これらの添加剤の相違により樹脂の性質が左右されます。これら添加剤を知ることは重要なことになります。

<分取例>ポリスチレン製食器中の高分子添加剤のショルダー分離
(サイズ排除とリサイクルの組み合わせによる分離例)

ポリマーは生活の様々な分野で使用されています。ポリマー中に含まれる高分子添加剤の分離はサイズ排除で行います。この方法では吸着分配に較べて分離が劣る場合がありますが、サイズ排除とリサイクルを組み合わせることで良好な分離を得ることができます。

ショルダーピークの分離

樹脂の組成分析

樹脂の組成を分析するには様々な方法があります。
熱分解法により微量の試料での組成分析を行います。
熱分解法は溶媒で溶解し難い試料に不活性ガス中で熱インパクトを与え、低分子化合物を生成させそれをGCで分析する方法です。試料量は0.1mg~0.5mg程度で十分なことから微量付着物分析等の微量分析が可能です。高分子化合物の同定に多く用いられています。

<分析例>
高極性化合物のメラミン樹脂のメチル化剤を使用した、反応熱分解GC/MS分析例

熱分解法は試料の前処理をする必要がなく、迅速な分析が可能な方法ですが、分離にはGCを使用するため高極性化合物や高沸点化合物などの場合、カラムの種類によっては検出できなかったり、ピーク形状にリーディングやテーリングがみられる場合があります。この場合、試料の熱分解と同時にメチル化やシリル化を行うことで分離の改善を行うことができます。

反応熱分解GC/MS

発生ガス分析

高分子化合物から発生するVOCは機器の性能や、健康に大きな影響を及ぼすことがあります。室温~300℃前後までの温度で発生するVOCのGC/MS分析を行います。

パージ&トラップ法は微量の揮発性成分を一旦冷却された吸着剤にトラップ/濃縮後、ガスクロマトグラフィーへ導入する分析方法で、臭気分析や発生ガス分析に適したガスクロマトグラフィー分析の前処理方法です。この方法は一般的なヘッドスペース法と比較して、パージガス使用して強制的に発生ガスを吸着剤にトラップすることにより、微量の高沸点揮発性化合物も分析が可能となります。

パージ&トラップ法では高分子化合物中の残留溶媒、金属中に微量に残る有機物や、天然物から発生する臭気成分、大気中の有機物の分析等様々な分野で有効な情報を得ることが可能です。

IR測定

赤外分光光度法は微量試料を非破壊で有用な情報が得られる優れた分析方法です。
ダイヤモンドゲートを使用したATR法により再現性の優れた情報を提供いたします。

<ATR法による分析例>
スチレン-ブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、軟質ポリウレタン発泡体、サーモプラスティックエラストマー、ポリエチレン発泡体、硬質ポリウレタン発泡体、超延伸ポリエチレン、グラニュー糖、クリームパウダー、シリカゲル、アセトン、イソ‐プロパノール、H2O、付箋紙(粘着面)、紙に付着した油脂、人の脂、毛髪の差スペクトル、熱したオリーブオイル、新しいサラダ油、マーガリン、など

分子量分布測定

高分子化合物は目的に応じて重合度が異なります。
分子量分布測定によりそれらの重合度を確認することが可能です。

天然物・食品分析

有効成分の分取

数mgから数gまで天然物中に含まれる有効成分の分離・分取を安価で行います。

臭気分析

天然物や、食品から発生する臭気には様々な成分が含まれています。それらを溶媒抽出やパージ&トラップ法により詳細に分析します。
臭気の感じ方には個人差があり、ほんの微量でも、強く感じる人もいれば、全く感じない人もいます。
ほとんどの臭気は、低温度多成分の複合成分です。臭気成分にはアンモニアをはじめとする様々な化合物があります。

残留農薬分析

平成15年法律第55号、(平成15年5月30日)「食品衛生法等の一部を改正する法律」により、食品中に残留する農薬、動物用医薬品及び飼料添加物に関し、いわゆるポジティブリスト制度(詳細は厚生労働省のこちらのページ)が平成18年5月までに導入されました。
食品原料の輸入業者や食品加工会社は残留農薬に対し、十分な注意が必要です。
残留農薬の分析では、使用された農薬が分かる場合は対象農薬の分析だけですみますが、輸入食品原料や、輸入加工品等の農薬履歴が分からない場合は一斉分析(スクリーニング)が適しています。
GC/MSによる352成分の一斉分析を安価でご提供いたします。

米の鮮度判別

新米・古米の簡易判別が可能です。
米の鮮度は米の酸化や酵素の減少等により経時的に低下する傾向が見られます。(保管状態により鮮度が低下し難い場合もあります。)

電子・デバイス

液晶の分離・分取

テレビやパソコン等のディスプレイに使用されている液晶には一般的に数種類の液晶が含まれています。
また、液晶中に含まれる微量の化合物は電気的性質や、発色に影響を与える場合があります。
それらを解決するには、微量の化合物の分取が不可欠となります。

環境測定

作業環境測定

作業者がどの様な環境で作業を行っているのかを労働安全衛生法第65条及び作業環境測定法に従い測定を行います 。

<労働安全衛生法> 第二条四
■ 作業環境測定 作業環境の実態をは握するため空気環境その他の作業環境について行うデザイン、サンプリング及び分析(解析を含む。)をいう。<労働安全衛生法>  第六十五条
■ 事業者は、有害な業務を行う屋内作業場その他の作業場で、政令で定めるものについて、厚生労働省令で定めるところにより、必要な作業環境測定を行い、及びその結果を記録しておかなければならない。
■ 前項の規定による作業環境測定は、厚生労働大臣の定める作業環境測定基準に従って行わなければならない。

室内環境測定(シックハウス)

新築時や、リフォーム時の室内空気分析を行います。

<室内VOCサンプリングセット>もご用意しています。
誰でも簡単に室内空気の採取ができる、測定料金を含む、お手軽で大変安価な室内空気捕集セットです。
経済的に室内環境測定ができ、新築時やリフォーム時の室内環境測定に最適です。
取扱説明書にしたがいご自分で室内空気を捕集して、サンプリングチューブをお送りいただくだけ。
数日後に弊社から測定結果を報告書で提出いたします。
万が一基準値を超えている場合は対策をご提案いたします。

外壁調査

平成 20年の建築基準法の改正に伴い、ビル・マンション等の特殊建物等の定期検査において、最長13年未満で外壁の改修もしくは全面テストハンマー打診等が義務付けられました。
国土交通省建築指導課監修の「特殊建物等定期調査業務基準」において、テストハンマーによる打診と赤外線調査が規定されています。

アスベスト分析

アスベスト(石綿)は、1970年~1990年にかけて建設された多くの建築物に使用されています。
弊社では重大な健康障害を引き起こす可能性のあるアスベストの分析を迅速に行います。

法科学分析

焼残物中の油性成分分析

火災現場の焼残物からの抽出物をガスクロマトグラフ質量分析計分析で焼残物中の灯油、軽油、パラフィンワックス等の油性成分の有無を確認いたします。
また、御要望によりシンナーの確認も行います。
分析結果より鑑定書が必要な場合は、火災の油性鑑定では日本トップクラスの実績と豊富な裁判経験を持つ鑑定人が所属する提携の鑑定センターを御紹介させて頂きますので裁判にも十分対応できます。

総合分析

製品開発・不良原因解明

複合材料(有機材料、無機材料、ハイブリッド材料、機能性ポリマー等)は、ポリマー、オリゴマーや添加剤など、様々な機能を有する成分(化合物)により構成されています。また、それらの組成が特性に大きく寄与します。
材料組成調査を目的とした有機材料に関しては分光法(IR、NMR)分析や発生ガス、熱分解、GC/MS・LC‐MS分析で、また無機材料に関しては灰分、元素確認、XRD、EDX 等を活用し、これまで培った技術と経験を活かし、材料組成調査や複合材料開発をサポートします。
製品開発や不良原因解明には数種類の分析を行い、それらの解析結果を総合的に判断することが必要となります。
コンサルタントを交えての総合解析のサポートも行っております。

その他分析全般

S.T.S Labo社では、分析・分取・測定業務のエキスパートが、多様な分析ニーズに安価なご提案で的確にお応えします。
お困りのことがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

受託分析のこと、お気軽にお問合せください。